こんにちは。ななころびです。本日は久々に本を読んでの思ったことのまとめです。コロナ禍で世界各国にて様々な経済政策が実施されています。日本ではそろそろ第6波もピークアウトし収まる方向にむかっているのかどうのなのか、どちらにしてもアフターコロナ、Withコロナのための経済政策がこのあとも実施されていくことと思います。そこにさらにロシアのウクライナ侵攻まで加わってなんだかもう大変な状況。
最近、コロナ関連の経済対策のニュースを見ていて、日本の財政や経済対策の何がでたらめで、何が本物なのか分からなくなってきたので、今さらだけど勉強をしようと購入したのが今回の本『国民のための経済と財政の基礎知識』『給料低いのぜーんぶ「日銀」のせい』、両方とも高橋洋一さんの著書です。
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日頃見聞きする経済のニュースをどう捉えているか?
雰囲気でニュースに反応していた自分
現政権が何かの政策を発表すると、反対の声がネットでは多数見受けられる昨今。僕も一応ニュースなど、ある程度目を通しているのですが、特に経済対策については何となく分かった気になって実は分かっていないことも多かったのです。結局、僕は今までは何となく分かった気になって雰囲気でニュースを読み進めていました。この「何となく読み進める」とか、「何となくテレビのニュースを見る」という僕のスタイルのような人って、実は多い気がします。
例えば「過去最大の経済対策」を行うとか、それによって「赤字国債」がとか、「国民の1人換算で」とか、国の借金によって将来的には国民の負担が増えるだけだという論調をよく見かける。かと思えば「MMT」のように「財政健全化」は不要とか、「インフレ率2%まではお金をどんどん発行して配っても大丈夫」とか全く逆の論調もある。
では、いろいろなニュース・論調の中でどれが正しいのか?その判断さえも雰囲気やこうあったらいいなという希望のようなもので選んでいた自分がいました。そんな捉え方だからニュースを読んでも合っている確信がないし、自分の中に軸がないまま入ってくる情報に踊らされていることも多々ありそう、いや、あったんだと思います。例えば基本的な事で日銀の存在は知っているけど、日銀の役割は?金融政策と財政政策の違いって何?とか基本的なことも分かっていないから、尚更入ってくる情報を判断せずに「○○さんが言っているから合っているだろう」という雰囲気で掴んだつもり、その掴んだつもりでニュースに反応しているという繰り返し。
このままでいかんと本を読み始めました。
でたらめと本物らしきモノを見分ける
その都度、目にし耳にする情報が正しいように見えてしまうのは、考え方の軸がぶれていたり、肝心な知識がなかったりするから。では何が正しいのかの判断材料を得たいと思って手にしたのが今回の2冊。2冊とも高橋洋一さんの本です。僕は高橋洋一さんのYouTubeのチャンネルにも登録していて、発信される動画はちょくちょく見ています。高橋さんの動画は見ていて気持ちが良い、曖昧なことは言わずはっきりしている。そしてそのはっきりした物言いは高橋さん自身が実際に行ってきた、計算したなどの経験によるモノから来ているのではないかと思う。否定する場合であっても、肯定する場合であっても根拠の中身が雰囲気ではなく、具体的なのも面白く感じる理由だと思う。そんな高橋さんが解説する経済、財政、日銀、などの情報を頭にインプットしておくことは、自分の軸を持つのに役立つと思って購入しました。
YouTubeと同様でこれら『国民のための経済と財政の基礎知識』『給料低いのぜーんぶ「日銀」のせい』でも高橋さんの解説はわかりやすく、今さらだけども「ああ、そうだったのか」と思うところが僕には多数ありました。僕が言うのもなんだけど、財政政策と金融政策のそれぞれの役割を分かっていない人も多そうだし、特に某省に踊らされることにならないよう政治家も読んだ方がいい。
この2冊、僕は1度読んだだけではまだまだ分かった気になる程度。これから何度か読み返しながら、より理解を深めて日頃見聞きするニュースを自分なりの知識と価値基準で判断出来ているか、しばらくは意識して行こうと思う。分からなければ勉強あるのみ。