【読書】『読みたいことを、書けばいい。』を読んで自分の文章が作業になっていたと痛感した件

こんにちは。七転びです。昨年(も)、当ブログはスランプでした。迷走した。結局、色々考えて書こうとするネタはあれど書いていると途中から筆が進まなくなる。何故か考えると進まなくなる。なぜ色々考えていると書けなかったのか?きっと下心だ。なんだかんだである程度、ブログを書いているうちに「どこかで誰かに役に立ちたい」「読んで貰いたい」という、ターゲットを考えて書こうとするようになった。そうすると、あれこれ余計なことを考えて、無難な文章になって、自分で書いていて、読んでいて途端につまらなくなって、筆が進まなくなる。

それに対してブログの記事をすらすらと書いたり、文章をすらすらと書けていたときは自分が書いていて、書きながら読んで楽しんでいた。1人でニヤけているときすらあった。ワクワクしてた。いま思うとそんな感じだから筆が進んだのだと思う。

僕の場合、文章を書き上げるのには勢いが大切だ。書きたいと思ったときに、書きたいことを書かないといけない。書きたいと思いついたことを後で書こうとすると勢いがなくなる。また、書きたいと思ったときに書き始めて、途中まで書いてあとでまた続きを書こうとするとその熱が冷めていて続きがなかなか書けず苦労する。そしてそんなときは概して書きたいと思ったときよりその事象に対して冷めているから、冷静に前に書いた文章を見てしまう。すると足りないものを感じる。やり直す。進まなくなる。放置される。お蔵入り。そんな感じだ。

『読みたいことを、書けばいい。』

ブログの筆が進まなくなることが多いなという自覚がありながら出会った本、それが今回の田中泰延著『読みたいことを、書けばいい。』だった。正直、ノーマークな本だった。意識外からその本はやってきた。好きな書店に行ったら面置きされていたのだ。タイトルとシンプルなカバーが気になって手に取ってみた。ちょっとだけ目を通す。やられた、予想しなかった内容だ。ハウツーばかりの今までのテクニックの本とは違う。なんか自分のスランプの理由、書いているけれども自分でつまらなくなった理由が分かる気がした。

すぐにレジに並んで購入し、その日のうちに更に読みすすめた。

面白い。

この人の文章のテンポが好きだ。何か読みやすい。そしてニヤける(笑)。そして読んでいるうちに自分のスランプが分かった気がした。

冒頭にも書いたとおり、僕はいつの間にかいもしない読者を追いかけるようになった。下心だ。ページビューを延ばしたい、来訪者を増やしたい、SEO的には?ターゲットは?・・・

そうやって、形式ばっかしの文章でどこにでもある量産されたものとなっていたんだと思う。やはり誰かがより詳しく書いていそうだとわかっているモノを書くのはつまらない。そうなると書くことが単なる「作業」になる。

「作業」をしていると気が進まない。もともと僕はルーティンが苦手なのだ。自分で読んでつまらないものを書くことをすらすら出来たらそれは才能といえる。ただ、僕にはその才能はないのはわかっている。なんせ、報告書の類も苦手だし(笑)

振り返ると僕のブログの中で、読まれることが多いのは、他の誰も書いていないか、内容は似てるようで別の視点で書いてある記事。自分では意外なものだ。だけど更に言えるのは、それらは自分で書きたくて書いた記事だということ。

つまり自分が読みたいものを、自分で書くことが自分にも他の人にも役に立つ可能性が増えるってことなんだろう。

今後は書きたいと思ったときに、勢いに任せて自分が読みたいと思うモノを書くようにしよう。そう思った2020。

・・・

さて、ここまで読んでくれた方は気が付くはず。

「だからこの本はどんななのさ?」

それに関してはこれからのブログを見て察して貰いたい(笑)。とにかく、早速一冊を買って友人にあげたという事実がある。読んで何かを掴めるそんな本だと思う。

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