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ThinkPad X1 Yoga(2016)の内蔵SSDを大容量のSSDに換装する手順と必要なもの

X1 Yoga2016の背面カバーを取ったところ

こんにちは。七転び八起きです。以前にVAIOの内蔵HDDをSSDに換装することを行いました。VAIOのときは別の記事にはしていますが、SSDに換装したモノの既にその時の記事のVAIOは引退していますw

現在は2016年から使用しているThinkPad X1 Yoga(2016年モデル)が僕の持ち歩きようマシンで、作業のメインは家のデスクトップ。

ThinkPad X1 Yogaを手に入れてからというものすごく気に入って、このノートPCが消耗品とならないよう少しでも長く活躍してくれるよう大事に大事に扱ってきた・・・・つもりが!なんと最近ではモバイル用途でのマシンにも関わらずバッテリーがへたってきてバッテリー駆動時間はなんと1時間半ぐらい(笑)

さらに前々から気になっている内蔵SSDの容量。なんと192GBなのだ。いや、仮にもハイエンド(死語)の部類に入るノートPCだったのににデータの保存が出来ない。そんなわけで僕のThinkPad X1 Yogaには本気を出させることなくいつも気を遣って保存するものを選んで作業していた。例えば写真とか動画とかは全て家のデスクトップで保存し作業。長い間このやり方でやってきたので、このスタイルになれてしまったし、今はクラウドもあるからって思ってたけど、もう少し保存出来るようにしておけば、写真データも気にせず入れてブログも外出先ではかどる!・・・はず(笑)

そんなわけでまだまだ現役で頑張って貰わねばならないThinkPad X1 Yogaをテコ入れすることにした。今回はまずバッテリーの交換前にSSDの換装を行う。ThinkPad X1 Yogaのモバイル再始動計画。SSD編だ。

先に当たり前のことを言って置くが、この記事を参考にSSDの換装を行う場合は自己責任で。もし今後、PCで不具合が起きてもメーカーの保証もサポートも受けられないようになると思われるので注意。

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ThinkPad X1 YogaのSSD換装

準備:必要なものは5つ

では準備からだ。必要なものと考え今回用意したモノは下記だ。

  1. M.2 Type2280 SATA SSD(換装用)
  2. M.2 SSD用 SATA-USBケース
  3. EaseUS Todo Backup Free(クローン作成用のフリーソフト)
  4. EaseUS Partition Master Free(パーティションを変更するためのフリーソフト)
  5. 工具(プラスドライバー1本)

実は私、SATAって言うから普通のSATA接続用ケースがあればUSB接続に変換できるかと思ってた。M.2のタイプってM.2用が必要だった(笑)。これ大事なポイント。

準備1.M.2 Type2280 SATA SSD(換装用)

1つ目は換装用SSD。僕のThinkPad X1 Yogaの場合、SATA接続のタイプだった。種類はM.2で幅22mm、長さ80mmだから2280。チップが片面実装されているものを用意するのがベスト。両面実装のものって最近あるのか微妙だけどw

僕が今回用意したのはウェスタンデジタルのWD Blue 3D NAND M.2 2280 SSD(500GB)。8000円ぐらいだった。

Western Digital(ウエスタンデジタル) WD Blue WDS500G2B0B (SSD/M.2 2280/500GB)

準備2.M.2 SSD用 SATA-USBケース

換装用のSSDのクローンを作る際にThinkPad X1 YogaにUSBで接続するためのもの。僕が用意したのはTIMELY社のM2-CASE-U3G1-SLというやつ。SSDは付属のドライバーを使えば収納できる。図解の説明があってシンプルだが機能的にも十分なものだった。

TIMELY M2-CASE-U3G1-SL HDDケース シルバー

準備3.EaseUS Todo Backup Free(クローン作成用のフリーソフト)

言わずもがな。有名なバックアップソフト。前回のVAIOのときにも使用したし、デスクトップをSSD化するときも使用した。アップデートが行われその都度、最新が窓の杜や公式HPからダウンロード可能。そして、なんと言ってもたくさんの人が使用しているので、困ったときに記事を検索するとヒットする。

EaseUS Todo Backup Freeは下記で詳細確認

https://jp.easeus.com/backup-software/free.html

準備4.EaseUS Partition Master Free

EaseUS Partition Master Freeはパーティションを変更するために使う。ThinkPad X1 Yogaに出荷時に搭載されていたSSDは192GB、今回のWD製SSDは500GBということで容量アップをするために、クローンを作ると使われていない領域が出来てしまう。それを使える領域へ変更したり、SSDの中でのパーティションの順番を変更したりする。同じく窓の杜からダウンロード可能。

EaseUS Partition Master Freeは下記で詳細確認

https://jp.easeus.com/partition-manager-software/free.html

準備5.プラスドライバー

単純にThinkPad X1 Yogaを開けるのに必要。精密ドライバーのプラスのやつ(笑)

換装の手順

必要なものが揃ったらいよいよSSDの換装だが、すぐにThinkPad X1 Yogaを開けてSSDを換装する訳ではない。換装する前に準備も必要なので、僕が行った手順を書いておくと。

  1. 新SSDをM.2ケースに入れる
  2. USBでケースに入れた新SSDをThinkPad X1 Yogaに接続
  3. パーティションを割り振り
  4. EaseUS Todo Backup Freeを使って初期に搭載されている内蔵SSDのクローンを作る
  5. EaseUS Partition Master FreeでCドライブを大きくする
    リカバリ領域を移動→Cドライブに空き領域を統合するという2工程。1工程でやろうとすると有料版を勧められる
  6. 本来付いていないはずのドライブ割り当てをコマンドプロンプトのDiskpartで削除
  7. PC再起動
  8. 直後に表示されるBIOSを起動してバッテリーオフメニューを選択→(電源が落ちる)
  9. 電源が落ちたらPCの底蓋を外す作業開始
  10. 換装作業 銀色の袋に入れ替えること
  11. 起動確認

以上が流れ。

換装のポイント3つ

ポイントの1つ目は5のEasePartion Master FreeでCドライブを大きくするとき、1回で移動と統合をやろうとすると無料版ではできず有料版を勧められる。リカバリ領域を移動する理由は統合できるドライブは隣同士のパーティションにないと出来ないため。フリー版では1工程はできるが2工程はできない。そのためCドライブと空き領域を統合するためにパーティションの移動を行い統合という2工程を分けて行う。

そしてポイントの2つ目は6のコマンドプロンプトを立ち上げてDiskpartコマンドで、初期搭載SSDでは付いていなかった領域に対するドライブ割り当てを削除すること。

X1 Yoga2016のSSD換装

3つ目のポイントは念のためSSDを換装するときに元の銀色の袋に入れて入れ替えること。SSDの位置は上の写真。今回の写真ではバッテリー交換も行うため左のコネクタも外したけど、SSD交換だけならば左のコネクタを外す必要はない。

X1 Yoga2016のSSDについていた銀のカバーも付け替える

こんな感じではめていく。まだここから押し込んで行く必要あり。ちょっとここは力を入れないと奥まで入らなかった。他のブログを見ているとこの銀のカバーをつけるのを諦めたという人も居たけれども、恐らく放熱用のカバーなのでつけて置いた方が無難と思われる。

いや~、スクショ取るの忘れてかなり端折ってしまったけれども、EaseUSなどは他のサイトでもスクショ多数あるし参考にして貰った方が良いと思う。とにかく古いSSDから新しいSSDにして寿命も延びてるはずだし何よりも元の容量より2.5倍になったのでこれでまだまだ現役としてThinkPad X1 Yoga2016には頑張って貰おうと思ってる。頼んだぞ!

このSSD換装によるパワーアップによって、僕のThinkPad X1 Yogaは外出先でも写真を撮ったものを保存してその場で加工して、ブログにしてとこれからは大活躍するはずだ・・・

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